「検索キーワード最適化」を実施する(スポンサーブランド広告運用の最適化)

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スポンサーブランド広告のキャンペーン管理画面の「検索用語」を活用することで、パフォーマンスの高い検索キーワードを特定したり、売上につながらない検索キーワードを特定することができます。

スポンサーブランド広告の「検索用語」は?

スポンサーブランド広告の「検索用語」は、キャンペーン管理画面左側の検索用語タブより利用することができます。

検索用語タブでは、Amazon内でユーザーが検索窓に入力した検索用語のうち、1回以上のクリックにつながった検索キーワードを一括ダウンロードすることができます。レポートでは、各検索キーワードのクリック数や広告費、売上を確認できます。

ユーザーの検索用語の中でパフォーマンスの高いキーワードを特定したり、目標にそぐわない検索用語に対する除外キーワードを作成することができます。

レポートの期間は過去65日間まで自由に設定できるので、特定の期間における検索用語データを分析したいときにも利用することができます。

スポンサーブランド広告とは

Amazonスポンサーブランド広告 (旧 ヘッドライン検索広告 )とは、キーワードまたは商品をターゲットにし、Amazon検索結果の上部(検索窓の直下)に商品アイコンを表示させることができる広告です。

Amazon内における表示場所は下記です。

Amazonの検索窓の直下、すなわち検索結果の上部に表示されるので、広告商品に対して能動的に「検索」をした、購買意欲の高いであろうユーザーに広告を表示させることができます。

「検索用語」を活用し、スポンサーブランド広告のキャンペーンの売上を伸ばす

ユーザーの検索用語の中でパフォーマンスの高い検索キーワードを特定し、広告キャンペーンに追加することで売上アップを狙います。

キャンペーン管理画面より検索用語タブを開き、画面右上の「エクスポートページ」をクリックすることで、過去一定期間における検索キーワードデータを一括でダウンロードすることができます。

ダウンロードしたレポートでは、カスタマーの検索キーワードごとのインプレッション、クリック数、売上などの主要指標を確認することができます。

その中で、「売上(JPY)」を降順(売上が大きい順)に並べ替えます。

こうした検索キーワードは、カスタマーが広告をクリックして広告費が消化され、売上が発生している検索キーワードです。

過去一定期間においてこれらの検索キーワードで売上が一定数発生しているということは、今後もこれらの検索キーワード経由で売上が発生する可能性が高いです。

こうした検索キーワードをターゲティングに直接追加し、入札単価を上げることで、さらなる売上アップを狙います。

検索キーワードの追加は、キャンペーン管理画面左上のターゲティングタブより追加することができます。

ターゲティングタブを開くと、キーワード追加画面が表示されるので、こちらに過去一定期間で売上の大きかったキーワード群を入力すれば設定完了です。

入札額に関しては推奨入札額よりも高めに設定するのが望ましいです。過去に売上が大きかった、今後も売れる可能性の高いキーワードのみを入力しているので、入札単価で競合と競り負けないようにするためです。

Amazonから推奨される推奨入札額内で最大の数値を設定すると良いでしょう。

「検索用語」を活用し、キャンペーンの売上を維持したまま広告費を抑える

同様に、検索用語から売上につながらない検索キーワードを特定し、それを除外キーワードに設定することで、キャンペーンの売上を維持したまま広告費を抑えることができます。

ダウンロードしたレポートで、「広告費(JPY)」を降順(広告費が大きい順)に並べ替えます。

その中で、広告費が大きいけれども売上が¥0の検索キーワードを抽出します。(エクセルのフィルター機能で抽出することができます。)

過去一定期間で広告費が多く消化されているのに売上が¥0の検索キーワードは、今後とも売上が発生しない可能性が高いです。

こうした売上につながらないキーワード群を除外キーワードに設定することで、キャンペーンの売上を維持したまま広告費を抑えることができます。

除外キーワードは、キャンペーン管理画面左側の「ネガティブターゲティング」というタブから設定することができます。

 除外するキーワード一覧を入力して保存することで、こちらのキャンペーンの広告配信ではそのキーワードでの配信を停止することができます。

これらの設定によって、設定した除外キーワードでは広告が表示されなくなります。

『除外キーワード機能』とは

Amazon広告における『除外キーワード機能』とは、自社商品の売上に繋がらないキーワードを広告配信から除外できる機能のことです。
除外キーワードを設定することによって、売上が発生しない、あるいは意図しない検索語句での広告表示とクリックを防止し、過剰な広告費消化を抑えることができます。

「検索用語」を活用することで、スポンサーブランド広告の運用を最適化できる

「検索用語」の活用は、特定のキャンペーンのどの数値を改善させたい場合でも有効な施策です。

1.売上を伸ばしたい場合
→売上が大きい検索キーワードを抽出

2.インプレッションを伸ばしたい場合
インプレッション数の多い検索キーワードを抽出

3.クリック数を伸ばしたい場合
→クリック数が多い検索キーワードを抽出

など、改善させたい数値によって抽出すべき検索キーワードの指標を変更することで、目的に合わせた検索キーワードを抽出することができます。


POINT

「検索用語」では、Amazon内でユーザーが検索窓に入力した検索用語のうち、1回以上のクリックにつながった検索キーワードを一括ダウンロードすることができます。

●ユーザーの検索用語の中でパフォーマンスの高い検索キーワードを特定し、広告キャンペーンに追加することで売上アップを狙うことができます。

●検索用語から売上につながらない検索キーワードを特定し、それを除外キーワードに設定することで、キャンペーンの売上を維持したまま広告費を抑えることができます。