Amazon広告で効果的にインプレッションを出す5つのポイント、できていますか?

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Amazon広告で効果的にインプレッションを出すためには、次の5点が非常に重要です。

①配信ステータスの「有効」を念のためチェックする
②入札金額を見直す
③出品商品と設定キーワードの関連性を見直す
④別のターゲティングを検討する
⑤外部プラットフォームからの流入を増やす

これら5つのポイントを日々チェックし、実行に移すことで効果的にインプレッションを伸ばすことができます。

配信ステータスが「有効」になっているかチェックする

出品商品の配信ステータスが「有効」になっているかを確認しましょう。

商品のステータスは、キャンペーン管理画面トップの「ステータス」より確認することができます。

このように、配信ステータスが「有効」となっていれば商品の在庫数や価格に問題はなく、正常に商品が広告配信されている状態です。

しかし、中には一部の商品のステータスが「対象外」となっている場合もあります。

配信ステータスが「対象外」となっている場合、キャンペーンが有効に配信されている状態であってもこの商品のインプレッションは0になってしまいます。

出品商品のステータスが「対象外」となっている場合は、その商品の在庫数が足りなかったり、メーカーサイドとAmazonサイドで出品価格が折り合っていないなど、何かしらの問題がその商品に発生していることを意味します。

「対象外」となっている商品にインプレッションが出ることはありませんので、定期的に商品の配信ステータスをチェックし、「対象外」の商品を見つけたらAmazon担当者に連絡してすぐに理由を確認し、早急に対処するようにしましょう。

入札金額を見直す

商品の配信ステータスが全て「有効」になっていたとしても、設定している入札単価が低すぎるとインプレッションが出ない場合があります。

設定している入札金額が低すぎるために競合他社の入札金額に負けており、自分で設定したキーワードが入札されずにインプレッションも出ないということです。

このような場合は運用を継続してもインプレションが出る可能性は低いので、入札単価を引き上げることを検討してみましょう。

例えば、このように入札単価を推奨入札額に設定しているのにインプレッションが思うように出ていない場合は、入札額を引き上げます。

入札額を引き上げることで、インプレッションが増加する可能性が高まります。

どこまで入札額を引き上げれば良いかの目安としては、管理画面に表示されている推奨入札額の範囲の最大の数字を設定しておくと良いでしょう。

広告管理画面に表示されている推奨入札額は毎日変わっているので、毎日管理画面をチェックし、インプレッション数が極端に多い場合は入札額を引き下げ、極端に少ない場合は入札額を引き上げることで、日々のインプレッション数を効果的に管理することができます。

出品商品と設定キーワードの関連性を見直す

Amazon広告では、いくら入札金額を高めても設定キーワードと出品商品の関連性が低い場合は広告が出稿されないという仕組みになっています。

例えば、「スマホ」を広告商品として出品しているのに、「デジタルカメラ」というキーワードで広告配信をしても、広告商品とキーワードの関連性が低いとみなされ、インプレッションが出る可能性は低いです。

また、設定しているキーワードがあまりにもニッチであり、検索需要にマッチしていない場合もインプレッションが出る可能性は低いです。

そこで、設定キーワードでのインプレッションが少ない場合は出品商品と設定キーワードの関連性を見直し、新たに関連キーワードの追加をすることをオススメします。

どのようなキーワードを設定すれば良いかわからない場合は、株式会社ファーストメディア様が運営されているAmazonサジェストキーワード一括DLツールを活用して、Amazonのサジェストキーワード(※)を設定すると良いです。

このツールを活用すれば、例えば「スマホ」を広告配信するのなら、「スマホ」に関連するキーワード一覧をcsvデータで一括で取得することができます。

こうしたサジェストキーワードのデータを参考にして、出品商品と関連するキーワードを多く設定することで、効果的にインプレッション数を伸ばすことができます。

※Amazonのサジェストキーワードとは、Amazonが推奨する関連キーワード群のことを指します。

例えば、Amazonの検索窓にて「スマホ」と入力すると、「スマホ」というキーワードに関連するキーワードがAmazonより複数提示されます。

このように、特定のキーワードから推測される関連キーワード群をAmazonのサジェストキーワードと呼びます。

別のターゲティングを検討する

現在配信しているターゲティング以外のターゲティング方法を試してみることで、インプレッションをさらに伸ばすことができます。

インプレッションを伸ばすためにまず活用すべきターゲティングは、オートターゲティングです。

オートターゲティングでは、広告を表示させる検索キーワードや商品ページをAmazonのシステムが自動で選定してくれるため、手動で運用をする必要がありません。

広告費を増加させれば増加させるほど、入札単価を上げれば上げるほど、次々に新しい検索キーワードや類似商品の商品ページに自動で広告を表示してくれるため、広告商品のインプレッションを伸ばしたい場合に有効なターゲティング設定です。

まずはオートターゲティングを活用し、そこである程度インプレッションが出てきたら、キーワードターゲティングや商品ターゲティング、カテゴリーターゲティングなどの他のターゲティングで広告を配信することを検討すると良いでしょう。

そして、オートターゲティング以外でインプレッションを伸ばすとすれば、カテゴリーターゲティングでの配信がオススメです。

カテゴリーターゲティングとは、出品商品と関連するカテゴリー全体にターゲットを設定できるターゲティング方法です。

商品やキーワードごとではなく、商品と関連するカテゴリー全体に広告を配信できるため、幅広い層に広告を露出させることができます。

例えば、「ペットフード」を販売したい場合、「ペットフード」というカテゴリーをターゲットに設定すれば、「ペットフード」というカテゴリーに属する関連商品ページに広告を露出させることができます。

広告表示場所としては、このように関連商品の商品詳細ページ下部に「この商品に関連する商品」という見出しで広告が掲載されます。

出品商品に関連するカテゴリーの商品詳細ページに広告が掲載されるため、幅広い層へインプレッションを広げることができます。

外部プラットフォームからの流入を増やす

Amazon外のプラットフォームからの流入を増やし、インプレッションを伸ばすこともできます。

例えば、FacebookやInstagram,TikTokやTwitterといったSNSで商品詳細ページを宣伝することで、Amazonへのアクセス数を伸ばすことができます。

他プラットフォームからの流入が増え、商品詳細ページへのアクセス数が増加すれば、Amazonによる商品詳細ページの評価が高まります。

商品詳細ページへの集客がAmazonでの商品販売数アップに繋がり、それがAmazon内での検索順位の上昇にも繋がり、それが結果としてAmazon広告全体での露出アップにも繋がることになるということです。

現段階でAmazon広告経由でのインプレッション数が少ない場合、Amazonからの商品詳細ページの評価が低いために広告が優先的に表示されていない可能性があります。

その場合、外部プラットフォームから商品詳細ページへアクセス数を増やしてAmazonからの商品詳細ページの評価を高めることで、Amazon広告での露出も増加するかもしれません。


POINT

配信ステータスが「有効」になっているかチェックする。

●入札金額を見直す

●出品商品と設定キーワードの関連性を見直す

●別のターゲティングを検討する

●外部プラットフォームからの流入を増やす