パレートの法則をAmazon広告運用に当てはめ、限られた時間で最大の運用成果を上げる方法

Amazon運用全般

マーケティング担当者であれば必ず知っているであろう、「パレートの法則」

日常ではあまり意識することはないかもしれませんが、マーケティングの世界では「パレートの法則」を意識して業務にあたることは必要不可欠です。

ということで本日は、Amazonの広告運用にパレートの法則を当てはめ、限られた時間で最大の運用成果を上げるための方法論について書いていきたいと思います。

限られた時間の中でいかに効率よく時間を使い、最大の運用成果を出すか?Amazon広告運用のみならず、その他の広告運用、SEO、アフィリエイト、仕事術など様々な分野に応用が効く概念であると思いますので、是非ご覧ください。

 

そもそもパレート法則とは?

まずは、「そもそもパレート法則とは何か?」について解説したいと思います。

簡単に概念を説明すると、パレートの法則とはイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した冪乗則であり、80:20の法則とも呼ばれています。「売上の8割は2割の商品から発生している」、といった考え方であり、もっと簡単に言うと、どんな事象においても全体に大きく影響を及ぼしているのは2割の要因だという法則です。

 

そしてこの法則は、売上のみならず、世界中のあらゆる事象に応用が効きます。

 

例えば、

 

・ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。よって売上を伸ばすには顧客全員を対象としたサービスを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービスを行う方が効率的である。
・売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している。
・仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。
・故障の8割は、全部品のうち2割に原因がある。
・住民税の8割は、全住民のうち2割の富裕層が担っている。
・プログラムの処理にかかる時間の80%はコード全体の20%の部分が占める。
・全体の20%が優れた設計ならば実用上80%の状況で優れた能力を発揮する。

※Wikipediaより

 

などなど、挙げればきりがありません。

下記画像がわかりやすいですが、売上の8割は全従業員のうちの2割で生み出しているというのはなんとなくイメージしやすいのではないでしょうか。

 

 

では、これをAmazon広告運用に当てはめるとどうなるでしょうか?

 

8割の広告費を流出する2割の要因に集中する

例えば、

 

「売上の割に広告費が流出しすぎている…」

「売上高広告費比率(ACOS)をなんとか低下させたい…」

「でも、他の業務もあるし商品キャンペーンを全て逐一チェックしている時間がない….」

 

という運用の悩みがあったとします。

 

そんな場合にパレートの法則を応用すると、広告費の8割を占めている2割の商品キャンペーンに対して集中して対策をすることが大切だということがわかります。

 

もっと具体的に説明すると、例えば下記画像はとあるアカウントの1日の広告費流出状況ですが、数あるキャンペーンの中で、全体の広告費のうち8割近くは下記キャンペーンの広告費が占めていることがわかります。

 

 

とすると、全体の広告費をさっさと抑えようと思ったら、1つの案として、全体の中でもかなり多くの広告費を出稿しているにも関わらず売上が出ていない下記赤枠の3キャンペーンの広告出稿を停止すれば全体の数字を底上げすることができるということになります。

 

 

まあ、上記3キャンペーンの広告出稿を抑えるというのは一案ですので、入札額調整、キーワード変更など広告費を抑えて売上をあげるための対策は上記画像のキャンペーンに絞ればいくらでもやることがあると思います。

 

いずれにせよ、限られた時間の中でアカウント内の広告費の問題を対処しようと思うならば、広告費の8割を占めている2割の商品に対して集中して対策をすることが大切だということです。

 

8割の売上を占める2割の要因に着目する

同様に、「アカウント全体の売上を上げたい!」と思った時も、売上が少ない商品キャンペーンの対策をするのではなく、売上の8割を上げている2割の商品に対して集中して対策を行うことが大切だということがわかります。

広告運用画面で売上上位2割のキャンペーンをソートできるわけですから、その2割の商品に対して入札額調整やらキーワード調整やらの対策を実施すれば、効率よく売上をアップさせることができるということです。

 

つまり、売れていない商品が問題だからといって売れていない商品を売ろうとすることに時間をかけるのではなく、8割の売上を上げている2割の商品を見つけてそこにコスト(時間)を集中させるということです。

 

ただし、残り8割の商品キャンペーンが無駄かと言われればそうではない。ロングテールの法則

とはいえ、上記は限られた時間の中で運用をする場合の話。最小の労力で最大の成果、即効で成果を出そうとした場合の話です。

残り8割の商品キャンペーンが無駄かと言われれば、そんなことはありません。

 

Webマーケティング用語の中で、「ロングテールの法則」というものがあります。

ロングテールの法則とは、簡単に言うと、

 

「インターネットを通じた販売において、主要な売り上げを稼ぐヒット商品以外の「ニッチで販売機会の少ない商品」を大量に取りそろえることで、全体として売り上げを大きくする現象のこと」

 

になります。

すなわち、パレートの法則で見過ごされた8割のあまり売れない商品の売上を全て足し合わせると、2割の売れている商品の売上をも凌駕する、という現象のことです。

これを考えると、Amazon広告運用においても、売れていない8割の商品キャンペーンの対策をするということは、時間が許すならばいくらでも対策をした方が良いということになります。

 

実は、ロングテール戦略が注目されるきっかけとなったのが米国大手通販サービスAmazonの成功なんですよね。

Amazonは圧倒的な種類の商品をホームページに掲載しました。確かにそれら1つ1つは少数しか売れないものの、その総売上として莫大な売上を生み出したのです。

 

ロングテール戦略については別記事にて詳しく解説いたしますが、売れていない8割の商品を分析することで、売上をアップさせるための改善の余地はいくらでもあるということです。

 

まとめ

以上、「パレートの法則をAmazon広告運用に当てはめ、限られた時間で最大の運用成果を上げる方法」について見てきました。

本記事ではAmazon広告運用に絞ってお話をしましたが、この考え方は広告運用における広告費や売上の問題だけでなく、その他インプレッション、クリック数、ブログPV、あらゆる事象に応用させることができます。

パレートの法則を仕事のみならず日常にも応用させ、限られた時間の中で最大限の成果を出すべく頑張っていきましょう。

 

弊社では、Amazonの広告運用ノウハウを活用し、お客様のビジネス目的とAmazon Advertising広告(旧 AMS )の特性に合わせた広告配信を代行しております。

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